甲府市議会 2020-09-01 令和2年9月定例会(第2号) 本文
このリニア山梨実験線をつくるために、既に山梨県は合計200億円ものお金を支出しているんです。今日現在でも、160億円のうちほとんどがまだ貸付のままになっています。 こういったことを山梨県の職員の皆さんが知らないわけがないんです。だから、そういうことがありながら、横内正明元山梨県知事時代に、山梨県全体のことを考えると駅は甲府の大津町の地がいいんだと。
このリニア山梨実験線をつくるために、既に山梨県は合計200億円ものお金を支出しているんです。今日現在でも、160億円のうちほとんどがまだ貸付のままになっています。 こういったことを山梨県の職員の皆さんが知らないわけがないんです。だから、そういうことがありながら、横内正明元山梨県知事時代に、山梨県全体のことを考えると駅は甲府の大津町の地がいいんだと。
私は1996年に、リニア山梨実験線が始まったころを思い出します。今よりさらに大きなリニア中央新幹線への夢の期待が県政につくられていました。山梨県は巨費を投じて大土木事業を行い、リニア中央新幹線に備えました。1999年の時点での主な大土木事業にかかった経費は、米倉山ニュータウン142億円、玉穂ビジネスパーク37億円、藤垈宅地分譲地37億円。
技術立国日本の誇る超伝導磁気浮上式鉄道は、昭和30年の半ばから開発が始まり、いよいよリニア山梨実験線は延伸され、リニア中央新幹線構想が2025年には実現することとなりました。また2008年ノーベル物理学賞は、六つの素粒子いわゆるクォークの存在を対称性の破れ理論から解明した3人を含む合計4名の日本人科学者が受賞しました。
このほど、リニア山梨実験線延伸事業等により東海旅客鉄道株式会社が、この場所にリニア軌道敷設工事に伴うガイドウエイ製作工場用地として約5ヘクタールの借地依頼が山梨県を通じてありました。この事業は、国家的プロジェクトのため山梨県及び県開発公社も全面的に協力を行いたいとの確認がなされたので、現在は山梨県を窓口として、東海旅客鉄道株式会社との借地の諸条件等に向けて協議を進めているところであります。
リニア山梨実験線は、平成9年実験開始を目標に工事が進められておりますので、甲府圏域への新駅設置や周辺整備の検討は、緊急の課題として山梨県をはじめ関係機関との協議を深めてまいります。 また、中部横断自動車道路の整備促進や西関東連絡道路、新山梨環状道路については、その実現のため期成同盟会等により整備促進を進めているところであります。
県民挙げて誘致運動を展開したリニア山梨実験線も建設着手され、実用線への移行も考察されております。太平洋と日本海を4時間で結ぶ中部横断自動車道も昨年の第29国幹審において増穂-双葉間15Kmが整備計画路線に、増穂-清水間58Kmが基本計画路線に、八千穂-佐久の間22Kmも基本計画路線と、それぞれ時期を早めて格上げされたことによって、その建設が急速に実現に近づいてまいりました。